実に人口の１割、80歳以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症であるとのデータもあります。たった一度の転倒で骨折、要介護状態となった、寝たきりになったなど、生命予後に大きな影響を及ぼしてしまった実例を外来診療で多くお見受けします。私たちは骨粗鬆症を未然に防ぐことはできるのでしょうか。すでに脆弱化してしまった骨密度を回復させるケアとは、また転倒しない体づくりのコツとは何でしょうか。

今回のテーマでは骨を折らずに快適に過ごすための具体的な取り組みを学んでいきたいと思います。